いよいよ来月、産業用ロボットや自動化システムの専門展示会「ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2024」が開幕する。出展情報は公式サイトで公開されているが、「協働ロボット」「ロボットハンド」「無人搬送車(AGV)/自立走行型ロボット(AMR)/無人搬送フォークリフト(AGF)」「人工知能(AI)」の4つのキーワードで、注目の展示を紹介する。今回はその前編で、8製品をピックアップした。会場で実物を見られるのを楽しみにしてほしい。
(ロボットダイジェスト編集部 松川裕希)
※公式サイト内「出展企業一覧・検索」ページの情報を元に、表現を一部変更して掲載しております
ダイヘン(C04)
FD-VC4L
協働ロボット新製品
可搬質量4kgのロングリーチ協働ロボット。同社の協働ロボット「VC4」の高軌跡精度はそのままにリーチを従来比1.4倍に拡大。
より幅広い溶接現場で安全柵が不要の協働ロボットを導入できる。
ユニバーサルロボット(C13)
UR30
協働ロボット新製品
高性能とコンパクトさを両立し、限られたスペースで重量物の搬送を自動化する。
作業空間全域で可搬質量30kgを維持。また、本体質量は63.5kgと軽量。
THK(D46)
PRS
ロボットハンド新製品
多品種のアイテムを一つの型式でピッキングできるロボットハンドシステム。既存システムにビルトインできる。
さまざまなシーンごとに選択可能なハンドでピッキング作業をサポートする。
ブリヂストン ソフトロボティクス ベンチャーズ(D59)
TETOTE(テトテ)
ロボットハンド新製品
ゴム人工筋肉を用いたソフトロボットハンド。ゴム人工筋肉の軟らかさが、部品や日用品、そして食品など、多様なものになじむことで「つかむ」を実現する。
DMG森精機(C02)
WH-AMR 10
AGV/AMR/AGF
ワーク着脱から工場内物流まで自動化を実現するAMR。
人や物の存在を検知して衝突を回避するため、同じエリア内で人とロボットが共に作業することが可能。
岡谷鋼機(C05)
Vision Nav(ビジョンナビ)
AGV/AMR/AGF
多段積みや高層ラック、複数パレットに対応するAGF。
高度なセンシング技術で自己位置を測定し、パレット位置補正と合わせて高い適応性を持つ。 カメラやLiDAR(ライダー)など各種センサーで安全を確保する。
京セラ(D61)
トレー詰め自動化
ソリューション
AI
ワークと仕切りトレーを3次元カメラとAIで認識し、ピック・アンド・プレースの作業をするソリューション。
ワークやトレーが変わっても類似であればそのまま対応できる。
中央工機(E03)
Cambrian(カンブリアン)ビジョンシステム
AI
AIを使って物を認識し、ロボットを制御するビジョンシステム。
0.2秒以下の高速認識と、幅広いワークへの適応力が特徴。