公式メディア連載企画
WEBマガジン「ロボットダイジェスト」とコラボし出展の見所や業界の期待をご紹介します!
Vol.
5
RTJの成功に総力挙げる
愛知県機械工具商業協同組合
来年7月に開催される「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン、RTJ)」への意気込みを聞くこの企画。5回目は出展者ではなく、共催者の愛知県機械工具商業協同組合(愛機工、理事長・水谷隆彦ミズタニ機販社長)の取り組みを紹介する。愛機工では現在、出展者の募集と来場者の動員活動に注力する。RTJの実行委員長を務める森田乾嗣モリタ社長は「愛機工の総力を挙げて、RTJを成功させる」と意気込む。
(ロボットダイジェスト編集部 桑崎厚史)
ND社と愛機工の二人三脚
愛知県機械工具商業協同組合(愛機工)は、愛知県を中心とした約240社の機械工具商社で構成される。 来年7月2日~4日の3日間、愛知県常滑市の「愛知県国際展示場(アイチ・スカイ・エキスポ)」で開かれる産業用ロボットや自動化システムの専門展「ロボットテクノロジージャパン(RTJ)」の共催者だ。 RTJの実行委員長を務める森田乾嗣モリタ社長は「愛機工の総力を挙げ、RTJを成功させる」と意気込む。
RTJを主催するニュースダイジェスト社(ND社、名古屋市千種区、樋口八郎社長)は、工作機械の見本市「メカトロテックジャパン(MECT)」の主催者でもある。愛機工はMECTの共催でもあり、ND社と協力しながらMECTを開催する。
RTJもMECTと同じ体制で、主催のND社と共催の愛機工の二人三脚で臨む。 森田実行委員長は「愛機工の約240社の会員企業は、中部地区の製造業関連の企業に日ごろから出入りしている。MECTの特徴は、こうした企業の方々が作業着姿のまま気軽に来場できること。RTJも同じように、作業着姿のままで気軽に来場いただき、自社で抱える課題を持ち込んでいただける展示会にしたい」と語る。
集客には自信
愛機工の役割は①出展者の募集②来場者の動員――の大きく2つ。
RTJの出展申し込みの期日は2020年1月31日までなので、現在は愛機工の会員企業も取引先のロボットメーカーや自動化設備メーカー、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)などに出向き、RTJの概要を説明して出展募集をしている。 森田実行委員長は「愛機工に求められるのは、ロボットやそれに関連する情報をいかに素早く的確に顧客に届けるか、そして情報提供の場をどうやって確立するかだ。中部地区だけではなく、日本中にこうした情報を発信したい。これを実現するにはまず、ロボット関連のメーカーに声掛けをし、RTJに出展してもらうことが重要」と語る。
また、来場者の動員のためのPR活動にも注力する。 RTJは会期3日間で、3万人の来場者数を見込む。初めて開催する展示会なので、事前のPR活動が肝になることは言うまでもない。 愛機工でも、約240社の会員企業が持つ広範な販売ネットワークを生かし、地元愛知県を中心とした製造業関連企業への来場動員に取り組む。
森田実行委員長は「集客には自信を持っている」と強調する。 「顧客の元を訪ねると、『ロボット』『自動化』『省人化』のキーワードが非常に注目されていると感じる。こうしたキーワードに興味を持つ顧客がRTJに来場できるよう、愛機工の会員企業の営業力を発揮したい」とも続ける。
定期的に実行委員会を開催
愛機工では実行委員メンバーを中心に、RTJの実行委員会を定期的に開催する。今年10月15日には、名古屋市内の会議室で「第3回実行委員会」が開かれた。
ND社からもRTJ事務局メンバーが実行委員会に参加し、出展の申し込み状況などについて報告した。 水谷理事長は冒頭のあいさつで「MECT2019の開幕が迫っている。RTJの出展者の募集や来場者の動員の活動にMECTも利用し、RTJを成功に結び付けたい」と力強く語る。
愛機工のRTJ実行委員を務める会員企業は27社で、以下の通り(50音順、「株式会社」は省略)。
井高/梅村本店/安藤/IZUSHI/大矢伝動精機/岡谷鋼機/落合/カツヤマキカイ/三栄商事/サンコー商事/三立興産/ジーネット/シミヅ産業/杉本商事/ダイドー/高津伝動精機/中央工機/東陽/常磐産業/トラスコ中山/NaITO/日伝/ミズタニ機販/モリタ/山下機械/山善/ユアサ商事