出展への期待と狙い

公式メディア連載企画

WEBマガジン「ロボットダイジェスト」とコラボし出展の見所や業界の期待をご紹介します!

ロボットダイジェスト×ロボットテクノロジージャパン

Vol.

4

火の国のSIer、愛知で受注を伸ばす

シナジーシステム

来年7月に開催される「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン、RTJ)」への意気込みを聞くこの企画。周辺機器メーカーのコスメック(神戸市西区、白川務社長)に続いて紹介するのは、熊本に本社と工場を置くシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のシナジーシステム(熊本県菊池市、上村善信社長)だ。「複数メーカーのロボットをブースに置いて、比較できるようにしたい」と上村社長は話す。

(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)

名古屋に営業所を設置

熊本県のシナジーシステム本社工場

シナジーシステムは、「火の国」とも呼ばれる熊本県にあるロボットSIerだ。医療機器メーカーから独立した上村社長が2004年に立ち上げた会社でFA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会、会長・三明機工久保田和雄社長)の幹事会社でもある。

以前は九州だけで事業を展開していたが、 取り引きがあった商社の勧めもあって中部圏に進出。13年に名古屋商工会に入り、16年に名古屋事務所を設立した。16年の熊本地震を機に中部圏での営業活動にさらに注力するようになり、18年に名古屋事務所を営業所を格上げ。「いまや売り上げの8割は中部地方」と言う。

中部の市場に参入したことで売上高は倍増したが、さらなる顧客開拓のためRTJへの出展を決めた。

内製に徹底的にこだわる

工作機械を多数保有し、機械加工も自社で

社員数はパートを含めて87人で、機械設計、電気設計、機械加工、組み立て、電気配線、制御盤の製作、制御プログラムの作成など全ての工程を社内でできる。

「全工程の内製化は価格競争力の強化にもつながるが、外注をしないので情報の機密性を確保しやすいこともポイント。この点が評価され、自動車や電機関係など機密性を重視する大企業との取り引きが増えている」と上村社長は話す。

コーヒーを入れるシステムなど製作

メッセナゴヤに展示したロボットシステム

名古屋での知名度を高めるため、5年ほど前から名古屋市内で開かれる異業種交流展「メッセナゴヤ」に出展。産業用ロボットがポットなどを持ち、コーヒーをハンドドリップで入れるシステムなどを展示した。単純にコーヒーを入れる作業をロボットにさせるだけでなく、味が良くなるお湯の注ぎ方まで再現したシステムだ。

「このシステムを作るため『コーヒーの入れ方講座』に通い、雑味を出さない方法などを学んだ。コーヒーの専門家に飲んでもらったところ、ハンドドリップをきちんと再現できているとお墨付きをいただいた。コーヒーを自動で入れる設備は他にもあるが、ここまで味にこだわったものは他にないのでは」と上村社長は語る。

複数メーカーのロボットを展示

複数メーカーのロボットを展示(写真は同社の「ロボット展示・活用センター」)

来年のRTJでは、複数のメーカーのロボットを少なくとも3台以上は使って、生産ラインとして展示する方針だ。

「可搬質量などが近いロボットでも 製品ごとに得意な作業や細かい部分の仕様などは異なる。それらを比較できるようにしたい」と話す。来場者の困りごとなどじっくり聞けるよう、商談スペースも設ける。

「シナジーシステムが掲げるのは『構想からの最適効果』。全体像を決める構想設計から、細かい部分の詳細な設計、部品加工、組み立てまでを全て自社でやることで、ロボットシステムの全体最適化が図れる。こうしたコンセプトをRTJに来場する多くの人に知ってもらい、SIerとしての認知度を上げていきたい」と上村社長は語る。

公式メディア紹介

ニュースダイジェスト社が、産業用ロボットに特化した「生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン」を2018年11月に創刊。新製品や新サービス、導入事例、先進企業の取り組み、統計データ、助成制度など、あらゆる情報を発信する。
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